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2019-12-12(Thu)

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2011-11-25(Fri)

七日市










高屋宿を出て313号線を横断すると、旧道は大きくカーブします。御堂と「旧山陽道大曲跡」という掲示があります。説明によると、「単調な旅に変化をつけるため、一里塚と共に大曲がつくられた」だそうです…え、そんな理由!?って気もしますが、殿様だって一日中狭い駕篭のなかでは退屈だったのでしょう。というか、私は駕篭乗った事ないですが、あれに一日乗るよりは歩いた方が楽そうな気がします。
日が落ちてきたのでこの日はいずえ駅で終了にしました。

●七日市宿
いずえ駅からしばらく行くと、街道風情漂う家並みになりました。突き当たりには岩山神社の大きな常夜灯があり、左の道を行きます。
七日市宿は、現在は井原市の中心部になっています。残念ながら、特に何ものこっていません。
七日市宿の東には、小田川が流れており、街道はこの川を渡ります。橋のたもとにある石碑には、朗廬 芳郎 警軒 諌山 と書いてありました。阪谷朗廬、坂田警軒、奥田諌山は、興議館(江戸時代の学校)を支えた人物なので、それ関係の石碑だろうと思うのですが、芳郎さんについては謎です。
その石碑の少し下流には御堂と牛馬の供養塔があります。


●東城往来
この小田川を上流へ登って行く道は東城往来と呼ばれ、広島県東城を中継地として山陰と山陽を結んでいます。終点はもう少し南、瀬戸内海の笠岡港。七日市は東西の西国街道と南北の東城往来がクロスする宿場となっています。繁盛しただろうなあ…東城往来もまた非常に魅力的な道ですが、現在たどるのはかなり困難のようです。資料が少ないのは、西国街道の様な正規ルートではなく、庶民の道であるためでしょうか、一応調べてはいるのですが



小田川を渡って少し行くと、左に十七瀬川榮吉墓がありますが、この人もどんな人かはわかりません。
旧道は東へ進路をかえ、静かで古い家並みへはいりました。右手に見える立派な家は、相田嘉三郎さんの旧宅、養蚕業を盛んにした人だそうです。
このあたりは昭和の香りただよう、古い錆びた看板や色あせた自動販売機などが個人的にはとてもツボです。

●今市間宿
川を越えると今市本陣跡がありました。今市は間宿のようですが…正直いらなくない?すぐそこ七日市なのに?と思いましたが、小田川の川止めを配慮してここに宿がとられたようです。

●亡牛供養塔
さらに行くと、旧道は486号線に合流します。青木交差点にある道標は倒れていて、右井原、左稲木経福山、真ん中には亡牛供養万人講とありました。この辺りには牛の背に仏様が乗っている石仏が多くあります。この道標から1kmほど先、荏原駅を越えて高越城跡碑の向かいにも一つありました。馬頭観音などと同じく死んでしまった牛を供養したものですが、家畜を哀れみ冥福を祈るって非常に日本的で、美しいと思います。
この種の供養塔、東西の西国街道沿いでいうと本当にこのエリアに限局しているのですが、南北の東城往来、小田川沿いにずっと登って行くと、はるか広島県境まで多数あります。県境より先は未踏なのでわかりませんが、もしかしたらあるかもしれません。東城往来沿いにブームが巻き起こっていたのでしょうかね…時代は江戸から昭和までありました。


駅周辺のこの辺り、基本は車がびゅんびゅん走る広い道を真っ直ぐ黙々と歩くだけに。1.5KMほどで開放され、左の集落へと逸れます。100Mほど行くと、左に石仏群がありますが、よーく見てください。一体西日本ではほとんど目にかからない、双体の道祖神が紛れ込んでいます。さらにその上の御堂へりには、とても素朴で美しい造りの亡牛供養塔と観音様が。この石仏も、道祖神も、バラバラにあったものを此処へ集めて来たのではないかと思います。ここ、見所多い。




いずえの旧道





岩山神社





七日市をでて東へ。途中の辻にあった御堂





祠が沢山





時間の止まった看板





川を越えると今市間宿





おおむねこんな感じで






486号線沿いにある亡牛供養塔。道標を兼ねています。牛の彫りが可愛い。








486号線からやっと逸れて静かな旧道へ






一番右は仏様の下におそらく牛がいます。真ん中の千手観音も良い味。下には石仏群と双体道祖神も。








●堀越間宿
またも間宿です。入口の掲示によると、虫籠窓を備えた町屋がならび…とありますが、うーん…わからなかった。
此処から先は、町中にはいる事、知り合いにばったりしそうな事、などありまして、かなりばたばたと通りすぎました。
大曲より手前の直線路は、全国何処でもよく見るようなチェーン店とか、そんな通りで何ものこっていないかと思われます。





堀越間宿。多分郵便屋さん





常夜灯と地神塔















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