兵庫駅前を通り過ぎ、線路を海側へ渡ると惣門跡の掲示と恵美須神社があります。地図に書き忘れましたが、兵庫宿は街道沿いに沢山ガイドマップと史跡説明があるので、地図などなくとも余裕で楽しめます。恵美須神社は何と言うか、カラフルで目が落ち着かない感じ
札の辻の曲がり角が分かるだろうかと心配していましたが、此処にも掲示板がたっていました。
みちなりに高速をくぐり線路を越え神戸駅前にでます。神戸の名前がついている割に小さい。しかし、ここまで本当に町中歩きです。意外に小さい駅といったものの、今までの数百キロとは全く違う景色。ビルが高い。事前にコンビニのチェックなど必要ない。いくらでも駅があって、何時でも離脱できる緊張感のなさ。
(ああ…田万里…西条…本郷…)
えらく立派な道路元標から元町商店街アーケードへ。チャイナタウンは西国街道のすぐ海側のとおりなので、ここは昔何度も来た事があります。まさか西国街道とは思っていなかった。
三宮がこの日のゴールで、まだまだ時間もあるので夜ご飯とおやつを物色しつつ商店街をあるきました。レトロな喫茶店が沢山あって、入って分厚いホットケーキなど食べたいと思ったけど、晩ご飯をホットケーキにしたらさすがに良く無いと思うのと、せっかく消費したカロリーが…ってことで止めました。代わりに
本高砂屋できんつばと桜餅を一つずつ買って帰りました。
翌日三宮スタート。
駅前から細い旧道へと入って行きます。私が街道歩きを思いついた直接のきっかけは、三宮行き高速バスからぼんやり外を見ながら、此処を歩いたら気持ちいいだろうなーって思った事からでした。その日バスから降りて三宮の、偶然にも街道沿いのモスバーガーでお昼を食べたのですが、きっかけとなったその日には、そこが街道だとは知らなかった。というより、今此処を歩いて、初めて気づきました。ここ、来たじゃないって。
何処かで繋がってくるものなのだな…ちょっと感動したよ
思いっきり、西国街道って道標たっているのにね。知らないと気づかないんだな
飲食店はまだ朝早いので静か、ごみごみした旧道を真っ直ぐ岩屋駅に突き当たるまで直進します。
兵庫宿神明神社
道路元標。後ろに見えるアーケード街が旧道
元町走水神社。狛犬ではなく狛牛
三宮神社。梅が咲き始めていました
三宮駅前から旧道へ。スタバの左、アコムのある通りが旧道です。小さく道標も
近畿地方の地理はさっぱり知らずにあるいているのですが、灘って此処にあったんですね…灘高の灘。お酒の灘。
あまりに単調な道が続くので、もう酒蔵行っちゃおうかーって気にもなりますが、飲んだら京都がどっちかわからなくなるので、黙々と歩く作業に専念。京都まであと少しなのだから…
御影中学の少し前に一里塚橋(一里塚が名前だけ残している)、御影中学前には街道松が一本立っています。久々に街道っぽいものをみました。
みたあとは楽しい国道2号線の旅
投げやり感が否めない感じですが、この先しばらく全国何処行ってもあるよね、といった景色で、特筆すべきことはありません。忍耐。マックでお昼ご飯
芦屋駅、茶屋の町北交差点手前で右の旧道へ逸れますが、ここから打出駅までの道が細く入り組んでおり、どれが正解なのか、正しい道を通ったのか未だに分かりません。白露地蔵を通りすぎたまでは正しかったと思う。そこから、打出駅前通りに出る前の駐車場の片隅に石碑(小さな五輪塔のようなものがいくつか)あったので、おおよそ正しいと思うのですが。
このあたり地名が「打出小槌」で、やたら福々しい。
線路沿いに、打出駅から香櫨園駅へ、ずっと道なりに進み、上を高速が走る大通りに合流すると、西宮神社の緑が見えてきました。
こういった感じの道です。ずっと。
街道松
山王稲荷の狛犬は首をかしげてる
西宮神社
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