己斐橋を渡ると川向こうに広島の町がみえます。おおおー遠くまで来たなあという実感。
街道は広島の町中を貫いており、道中には平和公園や爆心地があります。偶然ながら平和公園に着いた時間は8時15分で公園では追悼の鐘が鳴っていました。歴史に残らない何百何千の人がこの道を、色々な事情と気持ちを抱えて歩いたと思う、それが街道の魅力だと思うのですが、この町を通り抜ける一歩一歩の下には、何れだけの恐怖や無念があるのだろうと思うと、心苦しくなります。
一度破壊された為か、大都会である為か、街道沿いにはほとんど何も残っておらず、商店街と飲屋街になっています。
己斐橋の上から
平和記念公園
アーケード街になっています
猿候橋。えてこう橋って読んでました。ちがいました。
広島駅をすぎて、県道70号をわたったあたりから、歴史の散歩道の掲示があちこちにあります。西国街道は右へ折れるのですが、この掲示は真っ直ぐ坂を登る道を示しています。どっちにしても曙五丁目交差点で合流する訳ですし、掲示のしめす道を進んでみる事にしてみました。
直ぐに、お地蔵さんと道標があり、道標は人の指の形が方向を示しています。この指差し道標、大正時代のが多い気がするのですが、ブームだったんでしょうか。呉まで6里18丁、海田市まで1里12丁と書いてあります。ここから先ぐるっとカーブして曙5丁目交差点へ入るのですが、ものすごい上り下りでした。頂点から遠くの山を眺める、どのへんを越えて行くのかなーと。
西国から別れて真っ直ぐすすむ
お地蔵さん
● 船越峠 ★☆☆☆☆
なんのことはない、住宅地の中をとおる坂道です。よって写真をとるのもわすれました。
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