● 迂回。
さて、川を渡って広島県入りしたのは良いんですが、ここから玖波に至る前に苦の坂というところがあって、そこがどうも通行できないようなのです。
川を上流へ向かうのが旧道ですが、私は下流に向けて歩き、大竹市を通る迂回路を使いました。ぎりぎりまで旧道を歩きたいなら、地図にもあるように、苦の坂直前で左折、さらに川を上へ向けて迂回する道も考えられましたが、歩道なかったら嫌なのでパス。
木野の集落へ入りました。こっちも古い町のようで、地図に示したルートにそって、旧家がたくさん並んでいます。大竹市にはいって、本町一丁目の交差点を曲がった辻に、道標があり、今来た道を指して「木野村 石州道」とあるので、こっちもメインではないにしろ旧街道ではあったんじゃないかと思います。石州というと、島根の西半分。
大竹駅前をすぎ、2号線を並走しつつ旧山陽道と合流しました。
木野の町並み
木野の町並み
● 玖波
高速沿いは新興住宅地で、見るものも無く、しかも道が分かり辛いです。新興住宅地の中の道って、個性というか、匂いがないんですよね。で、見失いました。GPSをみながら修正修正…かといって、正しい道を歩き直す気もない。だってどのみち通ったって大して変わらない景色だもの。
玖波駅をすぎると急に、旧道の香りがしてきます。
海沿いのトンネルをくぐってちょっと行ったところに小さな川があり、其処を山側へ左折します。
● 四十八坂 ★★★☆☆
突然ですが、旧東海道の道幅は、おおよそ3間と決められており、だいたい1.5車線ぐらいです。道路が拡張されている事はあっても、これより狭くなる事はまずありません。峠などの山道を除き。
なので、わたし、この道が街道である事を非常に疑いました。
海から左折して山側へ向かっていったは良いが、ものすごく道が狭い…というか、これ路地だよね?というレベルです。恐るべし山陽道。でもGPSを見る限りこの道しかないし…と思いつつ歩みを進めると、そのうち歴史の道とかウォーキングコースとか、ご親切な看板があっちこっちに現れ始めます。高速をくぐるまではかなりの急勾配で息が上がりました。暑い
高速にそって、しばらく舗装路が続きます。左手の墓地をすぎると其処からは山道になりますが、結構奇麗に整備されていて、道標もたくさんたっています。ただ、やっぱり夏はおすすめ出来ない感じです。
残念社の手前に、吉田松陰腰掛け岩というのがあったので腰掛けてみました。ほんと多いな松蔭。というか、腰掛けただけで記念になるのは天皇ぐらいなものかと思ってました。
残念社、名前からして非常に気になってましたが、(なにが残念なんだ)由来をきくとちょっとイイ話でした。長いので割愛しますが、残念さんでぐぐればたくさん出てきます。
総括。山道だけど歩きやすい。夏は蛇注意。
路地?いいえ街道です
傾斜は伝わらずとも暑さは伝わると思います。高速へ向けて上る坂。
墓地をすぎると山道に。よく人の手がはいった快適な道でした。
奥に見えるように、あっちこっちに道標があります。
もう一度高速をくぐり、下界へ。この舗装の下には石畳が埋まっているそうです。
四郎峠まで
やっと秋風が吹き始め、三連休歩くぞおおおおっと思っていたのですが、太平洋沖に二つの台風が停滞。天気は安定しないようです。9月だからしょうがないね。
今回大山峠、飢坂が通過できれば他は舗装路だから少なくとも今日明日は大丈夫!と思っていたらいきなりのアスファルト消失
新幹線高架をくぐり、左へ逸れて陣場などをすぎたあたりです。さすが西国街道。東海道みたいに優しく無いのね
私は、高畑溜池をすぎたところで地図上の道が消失しているので、迂回路をとりましたが、意外と通過できるのかもしれません。(手書き地図ピンクのライン)この辺りから峠までずっと、赤矢印でウォーキングコースが示してあります。
十郎原のあたり、峠でもないのに極端に道が狭くなってますが、もう驚かないよ、西国街道だもの。
四郎峠は、峠というよりちょっと上り坂続いただけって感じでした。トラックが結構飛ばしてきます。
雲行きが怪しい。天気も道も。
やっぱりそうなるか。の高畑溜池ちょっと前
こことか通ってよいのか迷いました
道が細くなる。
廿日市JCTから
JCTをすぎてすぐにある石碑は、字は読めませんがこの分かれ道が津和野街道の追分であることから、それ関係だとおもいます。
ここからは町中にはいります。雨が降ったりやんだりしているのですが、雨脚がすこし強くなってきたのでジョイフルで昼ご飯にしました。
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