新岩国の新興住宅地、どうもごちゃごちゃしてて道を見失いました。いしい記念病院をみつけて軌道修正してみたものの、地図で通れないはずの道が通れたり、なんかよくわからんのでフィーリングで、とにかく2号線を渡って関戸の集落へ入りました。
ここにも吉田松陰の碑。
いかにもな雰囲気の静かな集落を進むと、左側にちょっと目立つ木が一本生えていて、石碑かお地蔵さんかなんか、あるのかなあと思って近づいたらそこが本陣跡でした。いまにも崩れそうな(というかほとんどくずれて草が生えている。)土壁が唐突にあり、ずっと昔の廃屋かとおもったら、ずっとずっと昔の廃屋だったという、街道を愛する人々にとってはなんかハラハラする仕様です。これ、保存とか…
まさかの本陣跡
● 小瀬峠 ★★★☆☆
集落はだんだん上り坂になって行き、小瀬峠にはいります。人家が途切れるぐらいに、右へ沿う砂利道があって、山陽道とかいてあるので、そっちを通ってみましたが、しばらく行って舗装路へ合流しました。その先もぱっと見道はあったのですが、どうも貫通していなさそうな気がしたので。
かなり長い上り坂なので、きついです。両側は竹林、薄暗い寂しい道です。所々に、逸れる獣道があって、多分本来の山陽道だと思うんですが、もう通れそうにないです。切り通しをすぎて下り、急カーブをショートカットする形で、唯一まともに道が残っている旧道があり、山陽道の碑がたっているんですが、これも通じているのかは不明です。
カーブをすぎたら、後は小瀬の集落まですぐです。
総括。長い、きつい、寂しい、人こわい
竹林の中を上るみち
補強の後ろに見える石垣は、どのぐらい古いのかなあとときめく。
多分これとか山陽道だとおもうんですが…
ヘアピンカーブをショートカットするところにある旧道入り口
● 小瀬
ここは、街道沿いでした、みたいな看板が立っている横に、吉田松陰歌碑「夢路にもかえらぬ関をうちこえて今を限りと渡る小瀬川」その人生について詳しくはないですが、この歌には何だかぐっとくる。今生の別れってのはどんな気持ちだろうな。
川を越えたら広島県に入りました。いやー山口県長かった!
県境の橋の上から。あの山の間を越えてきました。
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