この日は相生から歩いていたのですがここまではずっと抜けるような瀬戸内の冬の晴天でした。ところが播磨高岡駅を過ぎた頃からうっすらと曇り始め、姫路に入る手前でいきなり雪が降り始めました。見た感じ軽装なので、はたから見たら相当寒そうだったと思うのですが、本人は歩いてる(更にあったか下着は重装備)ので、寒いのどうこうよりも断然…っ古い家並み、黒々とした端正な格子戸に雪!!!胸きゅんっっっっっ!!
って感じでした。
いやいや、良いものを見ました。雪最高。
道はそのまま姫路城にむかって直進しますが、お城手前で迂回するように右へ折れます。川を渡ると西二階町商店街のアーケードへと入って行きます。旧道って商店街になっていること多いですね。
商店街の真ん中あたりに本陣跡の掲示がありました。ところで、ヤマトヤシキって百貨店なんですね…花魁でも出てきそうなんですが
そのヤマトヤシキのある交差点が駅前大通りで、この日は此処で終わりにしました。
次は姫路駅からスタート。いつも通りの瀬戸内晴れです。しばらくアーケードが続きますが、それが終わって次の交差点、右に茶屋跡、左奥には射楯兵主神社の常夜灯が見えます。そのさらに次、道は一見突き当たりにみえますが、鍵型の変形十字路、ここを曲がるのが旧道です。
町中ゆえ特に何も残っていません。姫路城は城への興味があまりないのでスルーしましたが、博労町、綿町、元塩町、その他にも紺屋町やら呉服町やら、地名に昔の城下の名残があって面白いです。淡々と家々の間を歩いて市川橋で川を越えました。
川を越えて、線路を渡ってすぐ、二つの民家の間の細い道を入ると溺死菩提碑がありました。どストレートな名前にぎょっとしますが、1700年代に起きた大洪水の犠牲者を弔っているそうです。
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