桂川を越えると、京の都に入った感じがします。
西国街道の起点、東寺までは此処からあとわずか3km。終わると言う事が考えられなくて、何度も反芻しているのですが、どうもやっぱり実感できないようです。
桂川縁を北上した後進路を北東へ替え、国道171号線にそって京都中心部へ近づいてゆきます。京都らしい、虫籠窓に格子の旧家が時折みられますが、まあ普通の住宅地。
休憩しつつそのまま直進すると、東寺前に至る171号線に合流しました。
171号線に沿って、旧道も北東方向東寺へ真っ直ぐ
京都っぽいかも
合流するともう、東寺までは一直線の道です。
そして見えた!
ゴールって、東寺って、本当にあったんだな…なんて思いつつ
しかし、ゴール20m前に思わぬトラップが…
やだかわいい…
って鴨見てないでさ
無事、西国街道起点東寺へ到着致しました。
しかし
たとえ西国街道の定義が此処からだとしても!私の旅は此処が目的地ではないのです。これは、下関を発った時から決めていた事。
西国街道をスタートする前、三条大橋から日本橋へ至る東海道をすでに歩いています。東寺と三条大橋の空白を残してしまっては、下関から日本橋までが繋がらぬ。
だから、まだもう少し行きます。ここから先は街道という訳ではないので、適当に…
高瀬川北上中
木屋町を通過
私の街道歩きの最初の日、つまり東海道を歩き始めるため早朝の三条大橋に立った時、通ったのがこの木屋町でした。三条大橋をスタートした日の私を褒めてやりたい。こんな楽しい事に足を踏み入れちゃったのだから
思いつきで始めた東海道、それすらあの時は完歩なんて考えて無かったのに、今は下関からもう一度三条大橋に帰って来ようとしているのだから、思えば遠くに来たもんだ〜
そして2012年5月20日 正午
ただいま!
特に感動とかは無いのです。
終わった気がしないから。まだまだ、色んな道歩くし、そもそも、この道の先が日本橋に繋がってるの知ってるから、ここは経由点。
さあ、日本橋いこうか!とかいって、大津あたりまで歩き出しそうな勢いすらあるけれど、一歩踏み出したら本当に歩いてしまうので、自重しました。
ああ、本当に楽しかった。ごちそうさまでした。
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